日本再生へ向けての言葉。
選手宣誓したのは宮城県石巻工業高校野球部主将。ちなみに大会には特別枠での参加。
「東日本大震災から1年、日本は復興の真っ最中です。被災をされた方々の中には苦しくて心の整理が付かず、今も当時のことや亡くなられた方を忘れられず、悲しみに暮れている方がたくさんいます。人は誰でも答えのない悲しみを受け入れることは苦しくて、つらいことです。しかし、日本が一つになり、その苦難を乗り越えることができれば、その先に必ず大きな幸せが待っていると信じています。だからこそ、日本中に届けます。感動、勇気、そして、笑顔。見せましょう、日本の底力、絆を。われわれ高校球児ができること、それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。今野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々プレーすることを誓います。」
感動。゚(/□\*)゚。わ〜ん
The Children of Angkor
日本国内でどれだけのNGOが活動しているのでしょうか?国際協力NGOセンター(JANIC)が作成しているNGOダイレクトリーによれば、日本国内では320件以上の登録があるようですが、国際協力NGOセンターが「正会員」として認めているのは、2012年1月現在で「97団体」です。
世界(=他国)に無関心でない社会を実現していくための活動主体としてのNGO。この分野での「Cool JAPAN」が確立できることを一民間組織としても願ってやみません。・:*:・(*´∀`*)・:*:・
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以下、国際協力NGOセンター(JANIC)で公表されているNGOのリストです。拝
(特活)アーシャ=アジアの農民と歩む会
インドU.P州にあるサム・ヒッキンボトム農工科学大学継続教育学部を中心に、農村で働く人づくりのために活動しています。「より持続可能に より女性の参加を より農村の子どもに教育と希望を」をモットーに、持続可能な社会構築のための有機農業普及、小規模自助組織支援、母子保健改善、初等教育を中心とした学校の設立・運営支援などの活動を行っています。
(特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク
宗派を超えて集まった仏教者を中心とした国際協力を目的とするNGO。主な活動は(1)NGO支援事業と教育と(2)交流事業。前者では、「元祖NGOのためのNGO」をモットーとし、NGOがその力を発揮できるよう資金等における支援事業を展開。後者では寺院が国際社会において平和と人権をどのように構築できるかをNGOとともに考えるための手法と場をつくります。93年設立。
(特活)ICA文化事業協会
発展する世界の中で、将来の可能性や時代のニーズを調査、研究し、人間開発を中心に国際協力事業を推進。住民自身が地域の専門家であり、彼らが積極的に地域開発に参加してこそ、持続可能な発展であるという信念に基づき、参加型のプログラムを実施。ベルギーにICAインターナショナルをおき、35カ国にあるICAと協力して活動を行っている。82年設立。
(特活)ACTION
「こどもたちの可能性を広げる国際協力」をテーマにフィリピンにおいて孤児院の運営、盲ろう学校支援、ストリートチルドレンへの奨学金事業、ワークキャンプやスタディツアーを実施。日本国内での教育や地域活動にも力を入れ、互いの課題を補完しあい、相互の地域が発展していく活動を目指している。94年設立。
(特活)アクセス-共生社会をめざす地球市民の会
貧困問題を解決する主体は国際機関や政府、企業ではなく、NGOでもなく、貧困の中で貧困と闘い日々生き抜いている住民たち自身であり、貧困問題を解決したいと願う私たち日本 (そして全世界)の住民であると考え、国境を越えた住民のネットワークを作り出し、力を強め、住民同士の共同行動を推進することをめざしています。1988年設立。
(財)アジア・アフリカ国際奉仕財団
アジア・アフリカをはじめ発展途上にある地域の人々との交流および開発の促進と経済及び技術協力、福祉の増進と生活の向上に寄与する活動を行う。89年設立。
学校法人 アジア学院
"共に生きるために"をモットーに、アジア、その他の第三世界の農村地域社会の人々の生活向上と繁栄に貢献する中堅指導者の養成を行う。毎年、アジア、アフリカ、中南米から30~40名の研修生を迎え、約10ヶ月間の研修を行う。73年設立。
(特活)ESAアジア教育支援の会
インド、バングラデシュ、ネパールの貧しい子どもたちが教育を受けて自立し、自国の健全な発展と世界平和に貢献できるよう支援。また、会員と子どもたちとの交流を通して、アジアへの理解と友好を深める。79年設立。
(社)アジア協会アジア友の会
アジア地域市民の相互協力による開発協力のためのネットワーク作り、及びアジア的文化への理解と連帯感を育成することを目的に、生活改善補助事業、識字教育、植林、ワークキャンプ等を行う。79年設立。
(特活)アジアキリスト教教育基金
バングラデシュ・ダッカ所在のキリスト教系NGOの呼びかけに応えて設立。学校へ行けない子どもたちに教育の機会を提供することを目的に、寺子屋幼稚園/小学校の設立と運営のための支援を行う。90年設立、
(特活)アジア・コミュニティ・センター21
アジアの現地NGOや日本国内外の関係団体・機関と幅広いネットワークをつくり、平和で公正そして創造的な社会を実現するために、資金、情報、ひと、政策・制度変革の4つの"流れ"と、ひとづくりを推進し、資金援助の仲介、持続可能な農業普及、子ども支援、マイクロファイナンス普及、人材育成の分野で活動しています。2005年設立。
(特活)アジア日本相互交流センター ICAN
人々の「ために」ではなく人々と「ともに」、国籍・民族・性別を問わず「私たち一人ひとりができること(ICAN)」を持ち寄り、すべての人々が尊厳を持って生きられる社会の創造を目的に活動。フィリピンにおいて医療・保健、生計向上事業、教育事業を、国内において相互理解促進事業(開発教育・国際理解教育、フェアトレード)を実施。94年設立。
(特活)ADRA Japan
ADRA (アドラ)は、キリスト教精神を基盤とし、食糧確保、経済開発、保健衛生・医療、緊急救援、教育を5本柱に掲げ、人種・宗教・政治の区別なく「人間としての尊厳の回復と維持」を実現するため支援活動を実施。世界約120カ国に支部を持ち、約200 ヵ国・地域で活躍中。ADRA Japanは85年設立。
(特活)APEX
日本を含むアジアが抱えている環境、資源、貧困などの諸問題をその構造や要因を含めて学び、アジアの人々の生活向上、自立的産業の発展並びにアジア及び世界の環境の保全に貢献することなどを目的とする。現在、インドネシアのNGOと協力して、適正技術を重視した排水処理やバイオマスエネルギー開発の事業等に取り組んでいる。1987年設立。
(特活)アフリカ地域開発市民の会(CanDo)
アフリカにおいて開発協力活動を通し地域に住む人たちと共により豊かな社会を実現していくことをめざしているNGO。1998年設立。
(特活)アフリカ日本協議会
アフリカの政治的、経済的、社会的困難や環境破壊の危機の中で、地域の自立に立ち上がる人々が自ら参加してそれらを解決するための取り組みが実施されている。そうした活動に対して対等な協力関係が構築される ために、広報活動、勉強会、理解講座の開催、アフリカNGOとの共同調査、支援活動、スタディツアー等を行う。94年設立。
(特活)AMDA
「多様性の共存」という理念のもと、多国籍NGOであるAMDAには世界28カ国に支部があり、このネットワークによって災害被災者や難民への救援活動、そして開発途上国(アジア、アフリカ、中南米)での地域医療活動を世界規模で展開している。各国支部からの医師で構成する「AMDA多国籍医療団」はそのシンボルである。AMDAの活動は幅広く、支援を要する傷病者への治療から長期的な保健教育や社会開発までを含んでいる。84年設立。
(特活)WE21ジャパン
地球環境を保全するため、資源のリユース・リサイクルを推進し、アジア各地域の人々の生活の向上と自立に寄与すると共にリサイクルショップや広報活動を通して、市民の国際的な意識の自覚を計ることを目的として活動。99年設立。
(特活)ACE
1998年に世界107カ国が参加して実施された「児童労働に反対するグローバルマーチ」の日本での実施を目的に97年に設立。市民の力で「子どもが笑顔でいられる社会」を実現することを目指して、海外の子ども支援と日本国内での啓発・教育、政策提言、ネットワーク活動を行う。
エイズ孤児支援NGO・PLAS
2005年にHIV/エイズによって片親もしくは両親を失ったエイズ孤児と呼ばれる子どもたちが直面する問題に取り組むために設立されたNGO。エイズ孤児の現状改善を目指し、ウガンダ共和国、ケニア共和国で活動を行っている。エイズ孤児のための教育支援や、エイズ啓発や母子感染予防啓発活動などを展開している。
(特活)エファジャパン
労働組合(自治労)が国際貢献事業として1994年より実施してきた、インドシナ三国での教育文化支援(「アジア子どもの家」事業)を専門的に実施するため、04年市民との連携で設立された。ベトナムでは児童養護施設の運営支援と職業訓練の実施、ラオスでは図書館建設と運営支援、カンボジアではスラムの子どもへの教育支援と教員養成事業などを行う。
(公財)オイスカ
アジア太平洋、ラテンアメリカの開発途上国の農村・農業開発等への支援・協力を目的に、これらの国々の青年を対象として人材育成活動、地場産業振興活動を行なっている。また、相手国の学校児童が参加する「子供の森」計画や日本からのボランティアが参加する植林事業、環境教育活動を推進する。61年設立。
(特活)幼い難民を考える会
カンボジア難民の大量流出をきっかけに、幼児と母親を対象とした救援活動を開始。現在は、カンボジアで農村と都市の子どもたちのための保育活動、女性の自立支援のための染織指導に取り組む。80年設立。
(特活)オックスファム・ジャパン
オックスファムに関心を寄せる日本市民とオックスファム・インターナショナルが出会い、オックスファム・インターナショナル連絡事務所が設立され、後に、オックスファム・ジャパンが設立された。03年設立。
(特活)開発教育協会(DEAR)
各地で取り組まれている開発教育の試みや経験の共有化、側面支援、情報の収集・提供、海外の諸機関との連絡・調整を通して日本における開発教育を推進する。82年設立。
(特活)かものはしプロジェクト
3人の学生の熱い思いから生まれたソーシャルベンチャー。カンボジア児童買春問題の最終解決に向け、「親には職業を、子どもには教育を」を実現するべく、PCスクール事業、農村でのビジネスプロジェクトを行っている。02年設立。
(特活)カラ=西アフリカ農村自立協力会
西アフリカの農村の人たちが、よりよい生活を送るために、村民と考え、共に行動することを目指し、識字学習の支援、保健衛生・病気予防の意識向上、植林事業、女性適正技術指導などを行っている。92年設立。
(特活)環境修復保全機構
持続的発展において農業的および都市的開発と自然環境との調和が不可欠であることから、日本を含むアジア諸国における農業的および都市的開発と自然環境との調和を目指した環境修復保全に取り組み、環境教育啓蒙の活動を通して、自然資源の持続的利用に寄与することを目的として活動を展開。00年設立。
(特活)グッドネーバーズ・ジャパン
グッドネーバーズは、自然災害、飢餓、紛争などで傷つき苦しんでいる世界中の人々への緊急支援と開発援助を目的に、1991年3月に韓国で誕生しました。日本事務局は2004年12月からアジア・アフリカの7カ国を対象に支援活動を実施しています。
(公財)ケア・インターナショナル ジャパン
世界70カ国で活動、約65年の歴史を持つ、ケア・インターナショナルの日本メンバー。ケアは、1948年から8年間にわたって戦後の日本を支援、これを受け(財)ケア ジャパン(当時の名称)が設立された。現在、アジアで貧困の根源を解決する支援活動を行う。87年設立。
(公財)国際開発救援財団
山崎製パン㈱創業者・故飯島藤十郎氏他の出損により設立。開発途上国における住民の生活環境の向上と地域開発の推進に資するための援助事業を実施し、自立的発展および福祉の増進に寄与するため、小学校建設、小児科医療支援、職業訓練、農村開発、社会的弱者支援、緊急援助、少数民族自立支援等を行う。90年設立。
(特活)国際子ども権利センター
国連の「子どもの権利条約」の理念に基づき、市民参加による国際協力と、開発教育の活動を広く進め、南北問題などにより、困難な状況におかれている子どもたちの基本的ニーズと権利の擁護を目指す。子どもの商業的性的搾取・児童労働などに関するセミナー等の実施、出版、スライド・パネル等の制作、インドのNGOに対する資金協力、ネットワーキング活動等を通して、子どもの参加・子どものエンパワメントについての意識啓発などを行う。92年設立。
(特活)国際協力NGO・IV-JAPAN
タイ、ラオスの貧困住民の自立に協力・支援することを目的に活動を行う。タイでは、小・中学生への奨学金支給、農村女性のための縫製センター運営を、ラオスでは、女性及び青少年の経済的自立のための各種職業訓練、訓練生への奨学金支給、学校建設等を行う。また、日ラオ文化交流事業、会員の国際理解教育を目的としたワークキャンプ、スタディツアーも実施している。88年設立。
(特活)国際ボランティアセンター山形
山形発で地球の問題、地域の課題に取り組もうと1991年に発足。海外ではカンボジアで農村の女性支援プロジェクトを実施。国内では外国人支援、日本語教室の運営、国際理解教育、環境教育、国際交流イベント、スタディツアーなどを実施。東北をリードするNGO、国際協力の入り口としてお気軽にお問い合わせください。
国際民間援護協議会「メコン基金」
日本人とアジアの人々が地球市民として交流し、アジアの人々に協力することを目的に、タイの中学生に奨学金を提供する。90年設立
(特活)国境なき医師団日本
国際的な医療・人道援助団体「国境なき医師団」の日本支部。紛争地や感染症の流行地、自然災害の被災地などで、生命の危機に瀕した人びとへの緊急援助を行う。独立・中立・公平を原則に、4600人以上の海外派遣スタッフと、2万4千人の現地スタッフが、65ヵ国で援助活動を行う(2008年度)。1971年フランスで創設、日本支部は1992年開設。
(特活)国境なき子どもたち
ストリートチルドレンや人身売買の被害に遭った子ども、大規模自然災害の被災児などアジアの恵まれない青少年が人間の尊厳を取り戻し将来の自立に備えることを目的に、安定した衣食住や適切な教育、職業訓練などを提供している。「共に成長するために」という理念のもと、日本の青少年に向けた教育プログラムにも力を入れている。97年設立。
(特活)金光教平和活動センター
人々が共生する世界を実現することを目的に、開発途上国に眼を向け、タイやフィリピン等におけるスラムの子どもや青少年の生活・教育支援を行う。88年設立。
(特活)ジーエルエム・インスティチュート
国際的なネットワークと専門性を活用し、国際協力の人材を育成する。主な活動は、大学との連携セミナー、途上国支援プロジェクトの実施と現場経験の構築、中学生を対象とした開発教育(YOUPLID)の推進、カウンセリングによるキャリア形成、開発援助分野の技術協力と調査研究、市民社会への働きかけなど。02年設立。
(特活)シェア=国際保健協力市民の会
途上国における保健協力を目的に、タイやカンボジア、東ティモールにおいて地域保健活動、HIV/AIDS予防啓発・感染者支援活動などを行う。国内では、在日外国人のための無料健康相談並びにタイ語エイズ電話相談を行う。83年設立。
(特活)JHP・学校をつくる会
教育を受けられない世界の子どもたちの支援を目的に93年に設立。主にカンボジアでの学校建設(実績230棟以上)、音楽・美術教育の普及と教師育成、児童養護施設運営支援を行う。「できることからはじめよう」を合言葉に、次世代を担う若者の地球市民教育を目指したカンボジア隊の派遣、支援物資募集、チャリティーイベント開催、国内災害救援活動など幅広く活動を行う。「認定NPO」取得団体。お金のある人はお金を!知恵のある人は知恵を!行動力のある人は一緒に汗を!
(特活)ジェン(JEN)
全世界の人々の精神的、経済的な自立を支援し、世界平和づくりを目指す理念を基本に、国内外での平和な社会の実現のための事業を実施し、誰もが平等で、健全な生活を営める社会の発展を支援する。旧ユーゴスラビアから始まった支援活動は、その後2001年のインド大地震、モンゴル雪害、2003年末のイラン大地震での緊急支援を経て、現在はアフガニスタン、エリトリア、イラクへと広がった。2004年10月には新潟県中越地震で、12月末にはスマトラ島沖地震 スリランカ緊急支援活動を開始した。2000年に日本緊急救援NGOグループからJENに改名。94年設立。
(特活)歯科医学教育国際支援機構
医療を通して、貧困をなくし、全ての人たちの健康を願い、OISDEは世界の医療に恵まれない国々への口腔保健の普及とその国々の歯科医療を担う歯科関係者の教育を目的として活動してきました。カンボジア、ラオス、東ティモールなどで医師、歯科医師教育に多くの実績があります。現在、カンボジアにてJICA草の根技術協力、SETRA(歯学部学生に対する僻地医療教育)を実施中。91年活動スタート、02年NPO設立。
(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会
市民の自発的参加と責任に基づき開発途上国の住民の生活向上に寄与することを目的に、バングラデシュとネパールで、相互扶助グループを通じた支援を実施するほか、両国都市部でのストリートチルドレンの支援を行なっている。国内ではバングラデシュとネパールの女性たちの収入向上の一環として手工芸品を輸入し、販売を行う。72年設立。
(特活)ジャパンハート
「医療の届かない所に医療を届ける」を基本理念にミャンマー・カンボジアでの医療活動。日本国内では僻地・離島への人的支援。小児がん患者への思い出づくりの支援を実施。年間1000件以上の手術を行い、ミャンマー・カンボジアで幼い命を救い続け、その数は1万人を超えている。04設立。
(公社)シャンティ国際ボランティア会
「シャンティ」とは、「平和・心の静寂」を意味するサンスクリット語。世界の人々と「共に学び、共に生きる」 ことを通じて、心の平安に根ざした平和な社会づくりを目指す。80年、カンボジア難民が暮らすタイの難民キャンプで、子どもたちへの「絵本の読み聞かせ」から活動をスタート。現在、タイ、ラオス、カンボジア、アフガニスタン、ミヤンマー難民キャンプに事務所を置き、常設・移動図書館、奨学金、学生寮、保育園、民話絵本出版、クラフトエイド等の教育・文化の支援、また災害被災地の支援を行なっている。81年設立。
(公財)ジョイセフ
アジア、アフリカ、ラテンアメリカの人々の健康と幸せのために人口・家族計画・母子保健・健康教育・環境衛生・リプロダクティブヘルス等の分野で活動している国際NGO。 戦後日本の住民参加型の母子保健活動と寄生虫予防活動などの経験を途上国に紹介している。社会的に弱い立場にある住民の生活向上を支援するために、人々の行動の変容を促す自立発展型の事業を推進。国際的な業績により2001年国連本部より「国連人口賞(団体部門)」を受賞。68年設立。
障害分野NGO連絡会(JANNET)
アジア太平洋地域を中心に障害分野の民間の国際協力・交流を推進するための関係団体の情報交換および協力・連携の強化、推進等をはかるとともに海外の関係国際団体等との情報交換および経験交流の推進を図るネットワーク型NGO。1993年設立。
NPO法人 聖地のこどもを支える会
イスラエル及びパレスチナの貧しい青少年と児童に対して、人種、宗教を問わず教育に関する人的・経済的支援活動を行い、真の正義と自由と相互愛に基づく社会を建設するための人材を育成し、中東の平和実現に寄与することを目的とし、セミナー、報告会等の啓発事業、青少年の国際交流事業等を行う。2000年設立、2003年法人登録。
(公社)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
セーブ・ザ・チルドレンは、国連公認のNGO。世界で29ヶ国のそれぞれ独立した組織が、パートナーを組み、世界最大のネットワークを活かして、世界の子どもたちとその家族、地域全体を改善するため、緊急援助を含め、地域に根ざした支援活動を120ヶ国以上で展開しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは、日本のNGOとして、セーブ・ザ・チルドレン・ネットワークの海外パートナーと連携し、世界及び日本の子どもたちのために活動しています。86年設立。
(財)世界宗教者平和会議日本委員会
世界平和の確立及び文化の向上に寄与することを目的に、各宗教の聖旨と伝統を恭敬しつつ、宗教協力と国際連帯のもとに人類救済の聖業に献身する。世界の難民救済、開発途上国での病院・福祉施設建設、環境保全等の事業に資金協力等を行う。72年設立。
(特活)地球市民の会
国際文化交流事業を通じて、国際理解と国際協力を進め、世界の平和と親善に貢献し、あわせて地域社会の向上発展に寄与することを目的に、タイ、スリランカへのスタディツアー、奨学金制度、水供給プロジェクト、小規模水力発電事業等を行っている。83年設立。
地球市民ACTかながわ/TPAK
アジアの子ども達が一人でも多く教育を受け、幸せで明るい未来が開けるよう、そして、彼らから学ぶ"共に支えあう思いやりの心"を通して、私たち自身が日本の国にいて、もう一度自分の足元を見つめ直し本当の豊かさを取り戻すことができるよう、地球市民社会の実現を目指しています。タイ・ミャンマー・インドの少数民族や貧農村部の子どもたちの教育支援、給食協力、孤児院支援、奨学金支援などの協力活動を行っている。93年設立。
(特活)地球の木
91年、月1食分ランチ代500円をカンパ金として支援活動を開始。ネパールの識字教育支援・フィリピンのツブラン農業支援・ラオスの森林保全、自然農業、ジェンダー研修支援を行っている。また、支援先から見えてきたアジアの人権問題や環境問題が日本の生活と深く関わっていることを地域に知らせ、私たちの生活を見直す活動をすすめている。91年設立。
(特活)地球の友と歩む会/LIFE
地球の全ての地域の人々との相互理解と協力を推進し、平和な住み良い社会の創造と、豊かな自然環境の保全に貢献することを目指す。その実践のために自発的に活動に参画し、自らを向上させることができる場を提供する目的で国際ワークキャンプ、スタディツアー、講演会、勉強会などを行う。86年よりアジア協会アジア友の会東京事務所として活動、98年に新組織設立。
(特活)地球緑化センター
地球の緑の保護と再生を目指して、中国の沙漠化地域での植林を行う。国内では、森林や山村を対象に体験活動を通じて、一般市民の緑化に対する意識を育み実践を進める。93年設立。
(特活)チャイルド・ファンド・ジャパン
平和・友愛・尊厳に値する人間的生活の確立を目標に、国際精神里親運動を通じて、東南アジアの貧困地帯の児童、家族、地域の人々の福祉の向上に寄与することを目的とする。現在は、フィリピンで25カ所の地域センターを通して資金的その他の支援・協力を行う。また、ネパール山村部にて医療保健活動に対する支援を行う。75年設立時より、(社福)基督教児童福祉会・国際精神里親運動部として活動し、2005年3月7日より法人変更。
(特活)燈台(アフガン難民救援協力会)
アフガン難民を支援することを目的に、87年設立。パキスタンの難民の教育支援、アフガニスタン国内での教育と医療支援の活動を行っている。
(特活)東方科学技術協力会
故丸澤常哉博士(元満鉄中央試験所長)の遺志を継承、中国の要請に基づいて中国星火企業計画(中小企業)の分野の技術的諸問題の改善に貢献することを目的に、還元鉄製鋼技術の共同開発、畜産加工技術の開発協力、農民技術者の養成を行う。80年設立。
(特活)難民支援協会
日本において、難民および難民申請者一人ひとりに対する、法律および生活面の総合支援を提供している。また、難民施策への提言を行うことによって、日本での難民受け入れがより円滑かつ公正に行われるようにし、外国人との共生の実現を目指すとともに、難民受け入れにおけるグローバルなネットワークの構築と国際社会への提言により、難民条約の精神にのっとり難民が保護される世界の実現を目指す。99年設立。
(特活)難民を助ける会
1979年にインドシナ難民を支援するために、政治・思想・宗教に中立な団体として設立。現在では、紛争や災害時の緊急支援、障害者自立支援、地雷対策活動を中心に、ラオス、ミャンマー、スリランカ、カンボジア、アフガニスタン、タジキスタン、ザンビア、アンゴラで活動を行っている。ザンビアではエイズ対策、アンゴラではマラリア予防も実施中。地雷廃絶キャンペーンをおこなっている。
(特活)2050
世界の子どもたちが安心して住める地球を残してゆくために、地球環境問題を広く啓発し、途上国子女に対する教育の援助を目的に、教育資金援助、環境・人口・貧困・女性の地位向上についての情報収集、問題解決のための提言、スタディツアーの企画実施、講演会・シンポジウムを実施している。94年設立。
(特活)日本・雲南聯誼協会
経済発展から取り残された中国雲南省の山岳部には、貧困から学校に通えない子供たちが大勢います。学校へ行きたい―そんな子供たちのささやかな夢を叶えるために、当協会は学校建設支援「50の小学校プロジェクト」、少数民族女子の高校進学を応援する「25の小さな夢基金」などの教育支援活動を行っています。00年設立。
(社)日本カトリック信徒宣教者会 ‐ JLMM
すべての人々が大切にされる社会の実現をめざし、カンボジア、タイ、東ティモールにボランティアを派遣し、こどもの識字教育・衛生教育、少数民族生活支援、収入創出プロジェクトなどを実施。現地の人々と共に生活し、お互いに理解しあい、学びあい、喜びや悲しみを分かちあって「共に生きる」ことを使命とする。82年設立。
(公社)日本キリスト教海外医療協力会
アジア、アフリカの保健医療が十分に行き渡らない地域にキリスト者保健医療従事者を派遣し、またそれらの地域の保健医療関係者へ奨学金を支給して、その地に適した保健医療事情向上に協力する。1960年設立。
(特活)日本国際ボランティアセンター
人々が安心して生きられる公正な社会をめざして、①カンボジア、ベトナム、ラオス、タイ、南アフリカで自給のための農業、家畜・水を確保する活動、村人が森を守る活動などを支援、②アフガニスタン、中東、北朝鮮で医療などの救援、平和への活動、交流活動、③調査研究・提言活動など、多様な活動を展開している。80年設立。
(特活)日本ヒアリングインターナショナル
日本ヒアリングインターナショナル事務局(TEL/FAX: 03-3251-0607)発展途上国の難聴予防・治療・リハビリテーションの支援を目的に設立。95年インドネシアのジャカルタにおいて事業を開始。97年からは現地NGO「ヒアリングインターナショナル インドネシア(HII)」との共同プロジェクトとなり、インドネシア全国に拡大する。近隣諸国にも事業拡大計画中。92年設立。
(特活)日本・フィリピンボランティア協会
フィリピン日系人が地域社会に貢献できるような活動を支援する一方、日比の市民が共通な課題を解決すためのボランティア活動を推進するため、学校建設、奨学生支援、環境保全活動、地域医療・福祉活動および文化交流を行う。90年設立。
(特活)日本紛争予防センター
冷戦後の世界において地域紛争、民族紛争等が頻発していることを懸念し、日本政府、国際機関、内外NGO等の関係諸組織と協力しつつ、これらの紛争の予防およびその拡大防止のため、スリランカ、カンボジア、アフガニスタンにおける紛争予防事業(地雷除去・小型武器回収・元兵士の社会復帰支援等)を行うほか、紛争予防のNGOネットワークづくり、人材育成を行う。99年設立。
(財)民際センター
世界の貧しい地域の子どもたちが人間として基本的な教育を受けられ、かつ地域社会の発展に寄与することを目的とする。現在、タイ東北地方の中学生を対象とした奨学金の支給、図書館の設立と運営の支援、農村の村おこし事業等を支援する。87年設立。
(特活)日本リザルツ
「飢餓と貧困のない世界を創ろう」という市民の声をメディアや国会議員を通して政治に届け、具体的な方策を提示することを目的として、国内活動の他に、世界銀行をはじめとする国際開発金融機関に対して、世界的なネットワークを通じて政策提言活動を行う。89年設立。
(特活)熱帯森林保護団体
アマゾン地域の熱帯雨林と先住民の織りなす豊かな生態系を守ることを目的に、18万k㎡のシングー国立公園の維持・管理のための協力、そしてアマゾン地域の先住民への医療・教育・文化保護の協力活動を行う。日本国内では、フォーラム、シンポジウム等を通して一般市民への啓発活動を行う。89年設立。
(特活)ノマドインターナショナル
世界各地の十分な教育を受けられない人々および教育に関心を持つ人々を対象とし、持続した教育支援とそれに係わる事業を行い、国際社会の交流と発展を目指す。現在は、タイとグルジアで読書環境を改善するための図書館支援や読書推進、グルジアやロシア等で不足する日本語教材の支援を中心に活動し、より多くの国と教育を通じた交流を目指している。97年設立。
(特活)ハート・オブ・ゴールド
被災地や紛争地及び開発途上国の子ども達、障がい者、貧困者層の人々に対して、スポーツや教育、その他の活動を通じて自立につながる事業を行い、人生にチャレンジするための「希望と勇気」を持てる活動を目指す。特に現地の人々が自分達のかかえる問題を自らの力で解決できるために、彼らの視点に立って人材育成に力を注ぐ。1998年設立。
(特活)ハーベストタイム
"美味しいコーヒーの一杯でアフリカ農民支援"がモットーのNGO。東アフリカ産アラビカコーヒーと、その生産に従事する農民や暮らしを日本の消費者に紹介している。フェアトレードコーヒーを取り扱うとともに、コーヒー販売収益は全て、会員からの年会費と併せて、アフリカ農民の生活、教育環境の向上に直接還元している。2005年設立。
(特活)ハビタット・フォー・ヒューマニティ・ジャパン
貧困住居問題に取り組む国際NGOハビタット・フォー・ヒューマニティ(本部:アメリカ、1976年設立)の日本支部。これまでに100の国・地域で25万軒以上の家を修繕・建築し、日本からも毎年700名以上のボランティアが海外住居建築プログラムへ参加。その他、日本国内での住居修繕・清掃や、若者育成支援プログラムも行っている。97年設立(2003年法人化)。
(特活)パレスチナ子どものキャンペーン
苦境にあるパレスチナの子どもたちの健康・教育に対して具体的な支援活動を現地NGOと協力して行うため、ろう学校の運営支援と専門家派遣、幼児教育、保健・医療、女性のための職業訓練等を行う。また、国内ではパレスチナへの理解や関心を高め、パレスチナ問題解決にむけて側面的に支援を行っている。86年設立。
(特活)ハンガー・フリー・ワールド
世界の飢餓を終わらせることを目的に、ウガンダ、ガーナ、ブルキファソ、バングラデシュ、インドネシア、ハイティ等の諸国で、人々の自立を支援する農村開発、女性の自立支援事業、環境保全事業、識字教育事業等 を実施。又青年組織のユース・エンディング・ハンガーがHIV/AIDS蔓延防止などの活動を実施。日本国内では 飢餓の現状に関し、啓蒙・啓発・広報活動等を通して飢餓撲滅事業への参加を呼びかけている。84年設立。
(特活)ピースウィンズ・ジャパン
紛争や自然災害、社会システムの崩壊により、生存を脅かされている人々への支援を行う。緊急人道支援をはじめ、貧困の脅威にさらされている人々を対象とした復興・開発支援にも取り組む。96年設立。
(特活)ヒューマンライツ・ナウ
法律家、研究者、ジャーナリスト、NGO関係者などが主体となって世界で確立された人権水準を国内外で実現するための人権NGO。主にアジア地域での人権分野の国際協力・国際貢献活動、国連など国際社会における人権活動、そして国内での国際人権基準の啓発・国際人権基準の実現のための活動を行う。2006年設立。
(特活) ヒマラヤ保全協会
ネパールのヒマラヤ地域で地域社会の活性化を目指して、住民参画に基づく森林・文化保全型の開発活動を進める。ネパールにおける環境保全型農業、植林、薬草栽培の促進、代替エネルギーの開発、簡易水道の建設等の事業を行う。また、日本人ボランティアの参加の下での、山岳エコロジースクールを開催。86年設立。
BAC仏教救援センター
釈尊の教えに基づき、慈悲と布施の精神による救援奉仕活動を行う。現在はラオスで校舎建設、保母研修、奨学金支給事業等に協力している。82年設立。
(特活)フェアトレード・ラベル・ジャパン
国際フェアトレードラベル機構(FLO International)の構成メンバーとして、フェアトレード・ラベル運動を通し、不利な立場にある開発途上国の生産者や労働者の持続可能な開発とエンパワメントを実現し、生産者・企業・消費者のより公平なパートナーシップのもと、社会的・経済的・環境的に持続可能な世界の実現を目指す。93年設立。
(公財)プラン・ジャパン
開発途上国の子ども、家族、地域社会の自立に寄与することを目的に、アフリカ、アジア、中南米の国々の貧しい子どもたちの基礎教育、栄養改善、職業訓練、成人の識字教育、農業技術指導などを行う。世界各国に設けられたプラン事務局と連携して活動を推進する(本部は、英国)。83年設立。
(特活)フリー・ザ・チルドレン・ジャパン
フリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、「子どもによる、子どものための」国際協力団体です。1995年、カナダにて当時12歳のクレイグ・キールバーガー少年によって設立されました。貧困や児童労働から子どもをFree(解放)すること、「子どもは無力だ」という考えから子どもをFreeにすることの2つをゴールとし、子ども自身が「2つのFreeの活動」に取り組めるように環境作りを行っています。
(特活)ブリッジ エーシア ジャパン
アジアの人々の間に相互理解の橋、心の橋を架けることを願い、社会的に弱い立場にある女性、障害児者、難民、貧困層などの人たちを対象に自立を応援するため、技術を身につける機会を設け、身につけた技術を収入に結びつける場を提供します。また、地域活性化のための学校や橋、井戸の建設などの基盤整備を進めます。93年設立。
(特活)フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダーJAPAN
カンボジアでアンコール小児病院を設立・運営。24時間体制の救急病院として、内科、外科、歯科、眼科診療を行う。また、カンボジア政府保健省から認定された教育病院でもあり、院内外の医療従事者を対象とした各種育成プログラム、地域住民への保健・衛生教育、保健センター運営指導などを実施。現地の基礎医療向上に努めている。96年設立。
(特活)緑のサヘル
アフリカ・サヘル地域の砂漠化防止と地域住民の食糧自給の促進を目的に、チャド国およびブルキナファソ国において植林、農業技術指導、改良カマドの普及、農民組合への支援を行う。91年設立。
(特活)緑の地球ネットワーク
自らの足元で緑を守り、緑とともに生きることを追求するとともに、地球環境のための国境を越えた協力を目指し、水土流出・砂漠化が進行する中国黄土高原で、地元の人々と共に、植林活動を通して環境改善に取り組んでいる。多様性のある森林再生のために植物園等を建設、技術面の協力を強化している。92年設立。
(特活)ミレニアム・プロミス・ジャパン
ミレニアム・プロミス・ジャパンは、国連ミレニアム開発目標達成のため、主にアフリカのサブサハラ地域において貧困に苦しむ人々の自立を支援する活動を行っています。国内においては啓発活動及びグローバルな人材育成の促進に努めておりますが、東日本大震災後、国内外での災害支援活動にも従事できるようにいたしました。2008年設立。
(特活)メドゥサン・デュ・モンド ジャポン
世界各地に医療・保健衛生分野の専門ボランティアを派遣し、人道医療支援に取り組む国際NGO。国籍、人種、民族、思想、宗教などのあらゆる壁を越えて、世界で最も弱い立場にある人々に支援を行う。95年設立。
(特活)ラオスのこども
ラオスの子どもたちに本を読める環境をつくり、教育環境全般の向上に協力することを目的に、児童書の現地出版、学校への図書配布、学校図書室の開設、「子ども文化センター」の設立・運営のための援助・協力を行う。82年設立。
(特活)れんげ国際ボランティア会
大乗仏教の精神に基づき、国境を超えた人々の間の共存・共生を目指し、タイ、スリランカ、カンボジア等でスラムの子どもたちの教育支援、里親運動の推進、幼児教育の支援を行う。80年設立。
(特活)ワールド・ビジョン・ジャパン
飢餓、戦渦、貧困、災害に苦しむ世界の人々への支援を目的に、教育・医療援助、農業・職業支援、また緊急援助を行う。世界100ヶ国にあるワールド・ビジョンと連携して活動を行う。87年設立。
ワールドファミリー基金
開発途上国の経済的に恵まれない人々の自立支援を目的に、インド、フィリピン、マリ共和国等で小規模融資、職業訓練他の所得向上プロジェクト等への経済的支援を行う。91年設立。
(特活)ワールドランナーズ・ジャパン
走ることを通して飢餓のない地球の実現と、「貢献のために走る」という新しい文化を創作し、世界の平和と友好に寄与することを目指し、そのために活動する団体・組織をサポートする。89年設立。
カンボジアスタディツアー報告
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カンボジアスタディーツアーに参加して(レポート:鷲野有花)
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2012年2月19日から29日まで、フォトジャーナリスト安田菜津紀さんのカンボジアスタディーツアーに参加してきました。10日間、カンボジアの歴史や農村の現状を学び体験するというツアーでした。毎日さまざまなNPOを訪れたり、ポル・ポト政権時代を経験した人からお話を聞いたりしました。
カンボジアの人は基本的に笑顔で陽気で、日本人を見たら「味の素ー!」と声をかけてくるような人々です(カンボジアでは日本の味の素が市場で普通に売られています)。しかし、30年ほど前のポル・ポト政権時代に100万人以上の大虐殺が行われた国でもあります。わたしは帰ってきた今でも、その残酷な歴史とわたしが見た人々の笑顔とのギャップに驚きます。カンボジアの人々の笑顔は大人でも本当に無邪気でした。
カンボジアのタイ国境付近の農村で自らも暮らしながら地雷除去活動をおこなっている高山良二さんは、本当の支援とは何かを教えてくださいました。高山さんは元自衛隊員で、その時の経験を生かして村人をディマイナー(地雷除去を専門に行う人)として育て、自分たちで地雷を撤去させる「住民参加型」の支援活動をおこなっています。
カンボジア人は元来「あればあるように、なければないように」という精神を持っています。なので、たとえば井戸があれば川に水を汲みにいかずに済むのに、その井戸を保つ努力をしようとしません。あればあるでいいけれども、なければないでいいからです。カンボジアでは、地雷除去が社会問題化していますが、その精神性から、地雷の除去も進まないので、地雷の被害は現実に今もまだあるのです。
そこで高山さんは、何か問題が起きた時でも村人自身に決めさせます。高山さんが進言をすればすぐ解決することでも、あえて何も言わないのです。そうして地道に見守り、少しだけ助言をして、徐々に習慣を変えさせる。そんな高山さんの考え方に、私は本当の支援の難しさを考えさせられました。自分の自己満足ではない支援は、本当に難しいと思いますが、それを追究していくことはできるのだなと思いました。
また、プノンペン郊外のスラムで移動図書館事業をおこなうNPOの見学もさせて頂きました。道の端でブルーシートに座り紙芝居に熱中する子供の顔の輝きを私は忘れられません。文字も読めない子供が夢中で絵本をめくる姿は、今思い出しても胸が熱くなります。物語や絵で感性を刺激することは、人間の基本的な欲求なのだなと感じました。
帰国したあと、わたしたちが普通に生活できていることの幸せさをすごく感じました。そんな住むところも食べるものも困らない私たちが、もっと世界のことを学んだら、少しでも格差を減らせるように行動できるのではと思います。
東北の震災からも1年が経過しました。1年という区切りは何の意味も持ちませんが、もう1年経ったのかと驚きます。まだまだ復興はできていないと思います。ひとりひとりが自分のできることを探し、できることが見つかったら継続していけたらもっと早く復興できるはずです。 私はこのあくせす・ぽいんとに関わらせてもらうことで震災に意識を持ち続け、夏休みに東北にボランティアに行き、その縁で今回のカンボジアスタディーツアーにも参加できました。これからも震災の支援に携わりながら、自分自身も向上し続けたいなぁと思います。そして、自分も周りの人も遠くの人も、幸せになれるような生き方をしたいです。(文責:鷲野有花)
以上
ゆっぴー、ありがとう。゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚
3.11東日本大震災:追悼日
しかしながら、避難所での過酷な生活を強いられる人々に関する報道や、ソーシャルメディア内の情報を見続けていくと、衣食住を安定させるための支援も必要不可欠であるけれども、「同時並行」的に、多くの「文化」を求めているという事実もまた知りました。楽しい歌を聞きたい、お笑いのバラエティー番組を見たい、ラジオ番組が楽しみ…、子どもたちがゲーム(テレビゲーム含む)で遊びたいと言っている、そして「本」が読みたい…、そんな声を聞いたのです。
震災直後、岩手県の「3.11絵本プロジェクト」、宮城県の「NPO地球の楽好:みやぎ」、福島県の「こどもとあゆむネットワーク」など、既に活動していた組織の存在を知り、また、Twitterやその他ソーシャルメディアを媒介に、被災地から遠く離れた場所から活動する「コドミル」のような活動を知り、そして、それらに関連した「新たな人々」と知り合っていく…。実は、それらが、あくせす・ぽいんとの原動力となりました。(※関係各位に本当に感謝しております。)
あくせす・ぽいんとは、本当に小さな組織ですので、他のNGOやNPOとは異なり、大きな活動はできませんし、未だ社会的にも認知されていません(^_^;)。そもそも「ゼロ」からのスタートでしたので、組織の構成から、HP構築、情報発信、具体的な実践活動など、苦労の連続です(今でも変わっていません)。
ただ、プロボノの視点を持つという意味で、他の組織とは別の活動ができる強みがある点は自負しており、それを活かすための「何か」を模索し続けてきたことは事実です。
東日本大震災(2011年3月11日)より1年。テレビ・雑誌・新聞には、追悼のための特集が組まれ、「東日本大震災」というキーワードがたくさん目に入ってきますが、あくせす・ぽいんとは、引き続き、小さいながらもプロボノの視点をベースに、まずは、学校図書館を対象に、「本を贈る」支援を継続していきたいと思います。
皆様、ご支援くださいませ。拝
(nabechan)
(この写真は、学生ボランティアさんが参加した2011カンボジアスタディツアーの一風景です。)
公益社団法人シャンティ国際ボランティア会が寄贈した移動図書館から本を選んでいる子どもたち
※クリックすると一部動画が観られます。
ダ・ヴィンチ4月号に掲載されました。
※ほんと、関大生ボランティアの皆さんはがんばっています。(^O^)。
本を贈る活動には賛否両論があり、(1)被災地の手間を増やし、(2)他の直接・間接支援に迷惑がかかることもある、という理由で、反対している人々もいる(「本を送りません宣言」※これは、本を送ってはいけません、と言っている宣言ではありません。送るには送るための「作法」があるので、きっちり理解をした上で行動して欲しいという確認事項です。(。・з・。)φヵィチャォ)。
確かに、本を贈るという行為は、「手軽にできそうな支援」に映り、結果、多くの人々が、あるいは多くの企業が類似の活動をしていることも事実で、本が集まりすぎて、本そのものが活用されていない状態が続くNPOもあるようです。
しかしながら、適切に活動しているNGO、NPO、類縁組織(そのことを明確に理解している団体)の多くは、送付された図書がごみになることも知っていて、その処理の仕方も(試行錯誤かもわかりませんが)、様々な迷惑が別途かからないように配慮して活動していると思いますし、また、選書・分類・排架等をする機能を果たしていると思います(逆に、それら前提がなければ、活動してはいけないと思います)。あくせす・ぽいんとが知るかぎりでは、送りたい側も、送っていいかどうかどうかの問い合わせを前もっておこなっていただいていますし、そのあたりの民度は高いのではないかと考えています(でも、知らないだけなのかもしれませんね…m(__)m。どれだけの人数が、身勝手に中古品を送り続けているのか、統計を持っているわけでもありませんので…(^_^;))。実際、あくせす・ぽいんとは、Request対応型支援です…。(≧ο≦)人(≧V≦)ノ
未来に向けて内省してみました。
あくせす・ぽいんとは、内省しながら、活動し続けます。拝
振り返れば、被災直後、様々な図書館およびそれら関連組織において、被災地関連情報が収集され、公開されてきましたが、それらは既に新たな情報を発信するという役目ではなく、既に発信された情報を収集し分類していくという、議事録のような「記録」としての意味合いが強かったとように思います。(1)どこそこの図書館がどれだけの被害があったのか、(2)あのデータベースが一定期間無料で開放されている、(3)学術研究を滞らせないために、被災地の人々の図書館利用者として受け入れる…といった情報を集めて公開(発信)することがありましたが、それは、被災者一般の立場(研究者等の一部の人々にとっては有用であった支援ですが)にとっては、実生活から遠くにある支援に映りました(大学図書館や学術専門機関のお話なので、それはそうなのかもしれません)。
現地のニーズが時間経過と共に変化していくことは周知の事実ですが、「図書館情報学的的支援」の基本は、「被災地の生活者が必要とするモノ・コトを収集・組織化・提供すること」です。特に、被災直後には、生活者の視点に立ち、どのような情報が必要なのかを分析し、推論し、そして、そこから生み出される仮説に従って、情報を収集・組織化・提供していく…。それが本質だと思います。
しかしながら、あの東日本大震災直後においては、その役目は、現実、マスメディアであったり、専門機関(官公庁など)であったりして、図書館は取り組むことはありませんでした。(正確に言えば、実は、したくてもできなかった、というのがホンネだったかもしれません。知り合いのライブラリアンは、被災地と支援者との「橋渡し的な情報」を収集して提供したい、そんな気持ちを持っていましたし、どうすれば支援できるのか、悩み続けている姿も知っています。)
おそらくその背景には、平常時の仕事の中に「生活者のための情報」という視点が十分でなかったからではないでしょうか。普段の仕事は、「図書」「読書」「教育」「文献」「史料」に関わる業務が中心であり、時々刻々と生み出されてくるリアルタイムの情報にはあまり関心が向いていません。本来、情報源と情報利用者とを結びつける機能を果たすのが図書館ですが、「橋渡し的な情報源」については、Googleの「Person Finder」が日本国の主力となりましたし、ニーズに関する迅速な情報交換については、Twitterを代表するソーシャルメディアがその任を負いました。結果、有事の際に、被災者自身が必要とする多くの情報を扱えなかったのです。
図書館は「成長する有機体」です。理想論として切り捨てられればそれまでですが、やはり「いま、ここで」必要とされている物事は何なのか、そのニーズを掬い上げ、対応していくことが、ライブラリアンの専門性ではないでしょうか。特に、「Standing on the shoulder of Giants」という視点で、どの情報源を使えばよいのかという、「ああすれば、こうなる」「あれを使えば、これを知られる」的な情報源(Pathfinder(パスファインダー))を開発することが任務だと思います。SaveMLAKという名のもとに行われた活動は、ボランティアの積極的な取り組みによってなされた実験的な活動でしたが、まさしくそれは、「Pathfinder(パスファインダー)的」活動でした(ただ、必要な項目については随時追加・更新していくというWIKIの仕組みを取り入れたその発想は評価されるべきものでしたが(現在は、時間の経過に伴い、停滞中)、被災者一般の立場で活用したいと思わせる十分な内容であったかという点では、検討すべき余地があると思います)。
関係者の方に対して尊敬申し上げます。( ≧▽≦)b Good Job!
一方で、被災地において「教育支援」も重要でした。被災した教育現場において、平常時の教育環境を取り戻していくために、教員へのサポートや子どもたちのサポートが必要不可欠ですが、そのための支援として、塾講師経験者による寺子屋活動は、記憶に新しいと思います。子どもたちの学習に贈れが出ないようにするため、被災者でもあった塾講師が積極的に関与している姿は、本当に感動しました。全国の教師たちも、持ち回りではありながらも、被災地の教員と連携し、学校運営に取り組んできましたし、これからもそうだと思います。
この文脈での図書館アクティビティについて、すぐに念頭に浮かぶのは、読書支援かもしれません。避難所における子どもたちに対する「読み聞かせ」や、日本図書館協会が行った「「Help-Toshokan」図書館支援隊」というのがその例でしょう。
この活動で最も大切なのは、サステナビリティ、つまり定期的に続けていくということですが、知る限りでは、ほとんど単発・短命に終わってしまっています。「持続自体が大変なんですよ〜、やれていない人が口を挟まないで…。」と、お叱りの声が聞こえてきますが…(^_^;)、被災地において読書活動の意味が大きいと信じるのであれば、また、「教育の現場」で読書活動が大切だと考えるならば、早急に、有事の際の図書館ネットワークのあり方を検討し、どのように読書支援活動できるのか、指針を作ることが必要だと思います。
そして、その前提として、(1)被災直後からこの1年の間に、いつ、どれだけの「図書館サービス」がもとめられたのかを調査し、図書館内で、図書館が行うべき活動を再検討することをしていただきたいと思います。「結局、図書館ってここまでだよね〜。」と言われないように、兜の緒を締める必要があると思うのです。(…続く)
追伸:米国の大手出版社であるランダムハウスが電子書籍の値段を図書館に対してのみ値段を3倍に設定。
Σ(゚Д゚)ガーン。
米国では、案外、教育現場=学校図書館にもe-Bookは多く導入されているでしょうから、影響は「大」。今後、日本も直面する課題かもしれません。