東日本大震災から5年。

 2016311日。東日本大震災から5年。何が変わって、なにが変わらないのか、岩手県・宮城県・福島県の状況はどうなっているのか、素朴な疑問が、いまだにふっと頭をよぎってきます。しかしながら、テレビ・新聞・インターネットなど、沢山の情報が伝えられてくる中で、感覚的に「学び」に関わる情報があまり多くないことは少し疑問に感じています。子どもの貧困、経済・地域格差、仮設学校・卒業式に関わるレポートの中で、若干触れられることがありますが、その頻度は、他の原発・防波堤・街作りの状況等のトピックに比較すれば、決して多くありません

NewsArticles_20160304NewsArticles_20160305
NewsArticles_20160311

 そんな中、2016310放送の「クローズアップ現代」を鑑賞しました。亡き友の分まで生きる高校生、父親が亡くなった大学生など、子どもたちのこれまでの5年間に焦点をあてたレポートです。生きることのつらさや大切さを再考する契機をくれる素敵な内容であったと思います。ただ、あくせす・ぽいんとしての活動に(無理矢理に)関連させて言えば、最も大切な情報が、日常の学びの中での子どもたちの不都合、つまり、勉学の文脈でどのような問題を抱えているのか、何を必要としているのか、そのような情報=手がかりであるため、番組内にそれら直接的な手がかりが含まれていなかった点は少し残念でした(すいません、批判でも何でもありません。<(_ _)>。番組の趣旨からは、こちらが期待するような内容を描く必要もないことは当然のことですし、理解しているつもりです。単なる感想ですから、スルーして下さい…笑)。

 人々の大切な瞬間を記録として留める仕事をしたいと写真館に勤める若者、地元に産業に貢献したいと漁師になった若者、守る仕事をしたいと海上保安官を目指す若者、未来を創る子どもたちと共に歩みたいと保母や教員を目指す若者、そして、何よりも懸命に日常を取り戻そうと前を向いて頑張っている子どもたちに、「外」に居ざるを得ない私たちは何ができるのでしょうか。また、今後、何をしていけば良いのでしょうか
 あくせす・ぽいんとの児童書寄贈のプロジェクトは、微力ながらも継続できています。仮設校舎であり続けなくてはいけない状況や、人口流出などの問題にも直面しているかもしれませんが、ぜひ、東北地方の小中学校のみなさん、児童書をリクエストしてください。現在でも件数は少ないですが、児童書を寄贈していただける支援者の皆さんもいらっしゃいます。授業で使えそうな調べるための本(レファレンス・ブック)や、純粋に楽しめる物語や、詩集や学習漫画も一部所蔵しています。ぜひ、このURLhttp://www.accesspoint.org/books/から希望する本を選んで、v.accesspoint@gmal.comまで連絡しださい。現コレクションが貧弱で、また処理に時間がかかるかもしれませんが、しっかりと寄贈させていただきます。
p(´∇`)q ファイトォ~♪。

 以下の写真は、最近の支援者からの寄贈書の一部です。…φ(・ω・*)☆・゚:*

Books_201512Books_201603

これからも、東北の皆さんと関わらせてください…拝。

あくせす・ぽいんと一同