ひな祭りの日に想う…

 今日はひな祭りですが、3月11日の1週間前ということもあるのでしょう。東日本大震災6年経過に関する記事が散見されます。日本経済新聞の夕刊には「被災地の小中学校8%減:住民転出し統廃合進む」という記事がありました。岩手県、宮城県、福島県3県内の42市町村で、小中学校の数が70校減ったという報告です。被災後6年。教育の現場がどのように変化してきたのか、現地の教師たちの奮闘ぶりがどのようであったのか、教訓とすべき課題に何があり、その課題にどう取り組むべきなのか、学ぶべき点は多いと感じています。

School_8%_minus

 子どもの数が減少しているということは、若年層の家族が減少しているということでもあり、それは地域全体の人口減少とともに、高齢化地域の拡大が生じていることでもあります。場所によっては、避難指示が「解除」され、復興へ歩みを感じることはできますが、新たな場所で「生活基盤」を作った避難者は、仕事の問題、介護の問題、教育の問題など、自身を取り巻く状況が適切にクリアにできないと、戻ることはできないでしょう。居住の自由とか、移動の自由とか(ちょっと違うか…(^^;))もあるでしょうから、避難先で新たな生活を始めることを覚悟した人が多くなってしまっているのであれば、なおさら元には戻りません(新たな生活を別の場所で始めることに罪悪感を感じている人は少なくありません)。
 活気のある東北を取り戻すには、どうしたらよいのでしょう。志高い芸能人・著名人たちが、地方限定(都市圏の住民がうらやむような)イベントを実施し続けていくというのも一つのアイデアであるかもしれません。実際に多くのイベントが企画され、実施されているのだろうと思います。でも、大事なのは、その地域での生活が可能となる雇用が生み出されることと、同時に都市化への方向性(「このあたりも都会になってきたよね」と将来言えるような街作りの方向性)を感じ取れるような政策、子育てするのに非常に快適な「教育特区としての顔」なのではないでしょうか…。当たり前といえばその通りですが、それらが実感できるという状況はあまり多くないように思われます…。某かの教育的な支援を続けていくこと…、あくせす・ぽいんとは頑張りたいと思います。
 あ、すいません、あくまでも勝手な感想レベルのコメントです…ご容赦ください。 <(_ _)>