2012東京国際ブックフェア

 毎年恒例の東京国際ブックフェアに行ってきました。参加初日は、「電子出版EXPO」も併設されていたので、電子書籍及び電子書籍リーダーのエリアにも…。

TIBF2012_TopEBP2012_Top

印象に残ったのは、新たに参入する楽天「KOBO」や東芝の電子ブックリーダー、各マスメディアが取り上げていた「電子書籍自動販売機」σ(^_^;)です。

Rakuten_BoothRakuten_Kobo
Toshiba_BookReadereBooks_Vending_Machine

 楽天による低価格電子書籍端末が今後どの程度普及していくのか、また、自動販売機のようなハードウェアの開発・実装は加速するけれども、読書離れといわれる昨今、書籍は売れ続けていくのか、そして「読書習慣」は今後どうなるのか…、そんな疑問を抱きながら各ブースを回ってきました。

Books_Printing

 加えて、本が製本されるまでのソリューションデモ(業務用印刷製本機)があって、あっという間に文庫本ができあがるところも見てきました(*´∇`*)。文庫本になる以前の本の姿を見るだけでも、「あ〜、本ってこんな風にできあがっていくんだ…。」と感動を覚えました(大人の社会見学です)。

ヽ(^▽^)人(^▽^)人(^▽^)ノ

 しかしながら、2012/07/09に東京国際ブックフェアの総来場者数の発表がありましたが、残念ながら、前年比25%減の66115人ということで、盛り上がりがもうひとつであったようです。あいにくの雨だったので、そのあたりも影響はあったとは思いますが、(1)電子書籍関連ブースとの日程的区別、(2)ブックフェアそのもののイベント性の単純化が大きな原因であったように思われます。電子書籍コンテンツとハード及びソリューションは一体であるはずですが、今年のイベントは、電子エキスポは木曜日までと、国際ブックフェアが終了するまでは開催されず、「入れ子」日程で運用されたため、結果として、ブックフェアでは本の販売に傾注せざるを得ないような状況に陥っているかのようでした…。頻繁に参加している個人としては、どれだけ前年と変化があったのか、どれほど進化しているのか、どんな新たな発見が得られるか…という思いで参加するので、昨年と代わり映えしないなと思われたら最後、参加者の足は遠のくと思います。今回、そんな印象があったことは否めない感じです。(/_<。)。

19th_TIBF_Numbers


 でも、でも、講演会はおもしろかったですよ〜、ほんとに!!! 限られた時間の中で、多様な講演題目から選択するのは、ある意味至難の業ですが、今回選択した「本との出会いを、育てるために」「世界の半分は書物の中にある」は、選択してよかったです。

Tweets_about_Lecture_1Tweets_about_Lecture_2

 ツイッター(@v_accesspoint)に、部分的ですが、講演内容メモをツイートしました。興味がある方は探してみて下さい。
 <(_ _)> (智)