震災11ヶ月:ボランティア現況

 日本経済新聞朝刊(2012.2.11:建国記念日)にボランティアが減少の一途をたどっている旨の記事が慶されました。ボランティアのエンジンにあたる学生も就職活動で多忙になったり、寒波の影響で足が遠のいていることが原因らしいです。
 記事で気になった記述は、次の文章でした。

「日本財団学生ボランティアセンターを通じた参加者は、昨年6月には300人いたが今年1月はわずか15人。3年生が就職活動を本格化させたことが影響しているとみられ、企業訪問が解禁となった12月は65人と前月から半減した。また、ボランティアを送り出す団体が資金難となり年末を活動終了のメドとしたことや、得意とする支援活動を持たない人は再訪しない傾向があることも背景にある。」


 「活動自体を続けることの難しさ」です。ボランティア活動が持続的に実施されるためには、個々人の「風化させない」という思いが持ち続けられるかどうかにかかっていますが、その意識を持続させるための方法論が非常に難しいのですよね。キャンペーンをうつ、広告を掲載する、メディア等で関連記事を配信し続ける…。いろんな方法がありますが、畢竟、「気持ち」という問題なので、なかなか「直結」するような方法はありません。

日本経済新聞2012.2.11ボランティア不足


 あくせす・ぽいんとのメンバーとしては、教育という「場」において、機会を見ながら、東北被災地の現状について情報発信し続けていきます。また、学生ボランティアの皆さんの意識も高いので、Social Networking Servicesを活用した情報提供をしてもらいます(現在もしてもらっていますが…(^_^;)。)。

 2012.2.10に発足した復興庁が10年間限定で設置されました。強力な権限が与えられており、省庁横断的にリーダーシップを発揮していただける旨の報道もありますので、ぜひ、あくせす・ぽいんとも草の根運動団体として(^_^;)、期待したいと思います。

 また別件ですが、学生ボランティアメンバーの方がカンボジアへ研修に行かれるそうです。また別のメンバーの方は岩手へボランティアへ行く予定をたてています。戻ってきたら、講演してもらいたいなぁ。