2011年を振り返って…

 2011年もあと少し。これまでの活動をご支援いただきました関係各位に熱く御礼申し上げます。新年からもボランティア学生さんを中心にスタッフ一同、真心を込めて活動していく所存でございます。引き続き、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
(人´∀`).☆.。.:*・゚

 なお、下記の新聞記事画像は、2011.12.31付けの中日新聞の朝刊です。社説には、「世界を驚かせた日本人」と題して、被災者の秩序ある行動が、世界一般から見るならば「発見」に値する現象であったことを振り返っています。そして、日本国籍を取得をした米国コロンビア大学名誉教授のドナルド・キーン先生を引き合いに出しながら、「復興」のあり方を主張しています。

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(キーン氏は)講演の中で、作家の高見順の日記(「敗戦日記」)を引きます。
その高見の日記は1945年3月の東京大空襲のあとの上野駅の避難民の列を見て、こう記している。

「なんの頼るべき権力も、財力ももたない。黙々と我慢している。そして心から日本を愛し、信じている庶民の、私もひとりだった」

たとえすべてを失っても、再び仕事を始める。財はなくとも忍耐がやがて道を開く。同じ境遇雨の仲間がいる。新しい日々は古い日々のをもとに始まりそうだ。そういうような普通だけれど強く生きる人々の一人でありたい、とキーン氏は言うのでした。
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 あくせす・ぽいんとも、普通だけれど強く生きる人々のために、活動していけることが「理想」です。「本の力」がどれだけ人々を支えられるのか、考え方は百花繚乱でしょうが、「信じること」で道がひらけることもありますよね。あくせす・ぽいんとは、新年も頑張ります。
2011.12.31_Chunichi

 といいつつも、2012年がどんな年になるのか、戦々恐々です…(^_^;)。
2012_life