岡山大安寺中等教育学校・高等学校様

 岡山大安寺中等教育学校・高等学校様が、9月初旬に文化祭にて、図書委員を中心に被災地に本を贈るための本の収集活動をされました。中・高の図書委員が全校生徒に、チラシを配布して呼びかけ、本を収集していただいたそうです。あくせす・ぽいんとの活動に理解をいただき、ありがとうございます。\(^o^)/。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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岡山大安寺中等教育学校・高等学校様「師弟同行」の精神を教育理念として持つ、中高一貫6年制の学校です。)

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 あくせす・ぽいんとが、活字の本にこだわるのは、活字の世界が「想像・創造力」を刺激する強力な手段だと考えているからです(^_^;)。わかろうとする態度がないと「活字の世界」は理解できません。その点が画像や動画などとは大きく異なる特徴です。そのまま受け入れることができる画像や動画と異なり、活字は、より主体的な「解釈」「理解」を必要とするのです。もちろん、画像や動画も刺激しますし、「理解の速度を助ける」手段としては、活字よりも優れています。が、偶発的にしろ、解釈や理解によってしか得られない(生じ得ない)「創造性の活性化」は、活字の世界だからこそできるのです。『銀河鉄道の夜(宮澤賢治)』の主人公がどのような容姿をしているのか、活字の世界とアニメの世界とを比較すれば、活字の世界の意味の大切さがわかるのではないでしょうか。
 別件ですが、テレビは、私たちが直接的に体験できる時空間的な制約を超えて、(幻想であったとしても、)私たちに素晴らしい体験をさせてくれる道具です。テレビを見て旅行に行った気分になるというのは誰でもが経験する事柄ですよね。でも、活字の世界は、同等、それ以上の機能があるんです。一部しか報道しない(できない)テレビとは異なり、活字の世界は、多様性という観点からみれば、その世界観はテレビを圧倒しているのです。歴史モノ、心理モノ、宗教モノ、思想モノ、科学モノ、社会関連モノ、文学モノ…、テレビが報道できる以上のコンテンツを「活字の世界」は持っているのです。
 日本は、東日本大震災で、大きな被害を受けました。被災された方々は、物理的・精神的に多くの課題を持っています。支援する方法は色々とあるわけですが、あくせす・ぽいんとは、被災者の方々が、どうすれば文化的な日常生活を取り戻すことができるのか、(100%の合致ではなくても、)その手がかりを得られるような「何か」を提供したいと考えてきました。それが、いまのプロジェクトにつながっています。

(求めなければ手に入れられないかもしれない活字の世界ですが、求めれば必ず手に入れられる世界でもあります。多くの人がこの点を認めていただけるなら、おそらく、本の世界は、なくなることはないでしょう。その点を再認識させていただいた
岡山大安寺中等教育学校・高等学校様に改めて感謝申し上げます。拝)

 あきらめないよ。東北!!! 絆\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/絆